和豚もちぶた グルメリポート ランチ・カフェ&雑貨 益子の茶屋 芳賀郡益子町

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和豚もちぶたグルメリポート 益子の茶屋
ランチ・カフェ&雑貨 益子の茶屋 カフェ
  • 住所

    栃木県芳賀郡益子町益子3527-7

  • TEL

    0285-72-9210

  • 営業時間

    営業時間am10:00~pm5:00(ラストオーダーpm4:30)

  • 定休日

    毎週月曜定休<月曜が祝日の場合には火曜日が定休>

  • 備考

    ※年末年始の休業・臨時休業などもございますので詳細はショップまでお問い合わせください。
    ※冬時間 : 12月~2月末日の平日の営業時間はpm4:30クローズ(ラストオーダーpm4:00)

~ プロローグ ~

年が明けて半月ほど経った頃。記者Oさんからの指令が届きました。

「今月は益子のカフェに行きます」

何年も益子には行っていない記者T。
益子といえば、陶芸と、レトロな喫茶店のイメージしかありません。

「カフェなんかあるんですか?」

「情報が古い!記者T、最近の益子といえば、おしゃれなカフェが次々にできて、遠方からも人が来てるんです。第二の那須かとも言われているというのに・・・」

「すみません~」

普段、ほぼ公共交通機関でしか移動しない記者Tですが、今月は車で益子に向かいます。

目次


陶芸教室の生徒さんの声から生まれたカフェレストラン

「益子中学校の近くと聞いたんですが~」「陶芸体験教室の2階だそうですよ」

「益子中学校の近くと聞いたんですが~」
「陶芸体験教室の2階だそうですよ」
益子中学校から北東へ100mほど。横山陶芸さんの陶芸体験教室は見つかりました。が。

「看板はあるんですけどね・・・」
「入口どこでしょう・・・」

ちょっと奥まったところに、2階への入口がありました。「古民家みたいですね。雰囲気あるなあ」

ちょっと奥まったところに、2階への入口がありました。
「古民家みたいですね。雰囲気あるなあ」
靴を脱いで、スリッパで階段を上がります。

「いらっしゃいませ」にこにこと笑顔で迎えてくださったのは、店長の横山明美さん。

「いらっしゃいませ」
にこにこと笑顔で迎えてくださったのは、店長の横山明美さん。
ん? 横山?
「もしかして、横山陶芸の奥様ですか?」
「はい。嫁いできたんですけどね」
話し方も柔らかく、これは確かに居心地良くて長居してしまいそう。

「素敵なお店ですね。いつからやっていらっしゃるんですか?」

「2002年ですね。最初はお店ではなくて、1階の陶芸教室にいらっしゃったお客様に、ただお茶をお出ししていたんです。

しばらくしてお客様から『コーヒーが飲みたい』とリクエストをいただいたので、淹れ方を習ってお出しするようになりました。

そうしたら『お食事も出るといいわねえ』とおっしゃる方がいらっしゃって、それならもうお店を始めちゃおうかと」

「そうですか。なんだか古民家のようだったので、最初からここでお店をなさっていたのかと思いました」

「ここもね、最初は手前の部分だけだったんですけど、だんだん増築して、いつのまにか広くなっちゃったんです」

「ここもね、最初は手前の部分だけだったんですけど、だんだん増築して、いつのまにか広くなっちゃったんです」

「きっかりした感じがないのは、手作りだからなんですね」

「実はこのテーブルも手作りなんですよ。あれなんか、足踏みミシンの足を塗りなおして、天板をつけたものなんです」

「ほんとだ!すごい!」


益子の茶屋・まったりポイント

懐かしの足踏みミシン。他の椅子やテーブルも、いろいろな形のものが混在しています。

懐かしの足踏みミシン。他の椅子やテーブルも、いろいろな形のものが混在しています。

言われてみて改めて見回すと、天井は梁が見えて高く感じるし、席も適度に見通せて開放感がある中に、暖かい色の明かりと、飴色の家具や木材の色が落ち着いた雰囲気を感じさせています。

「とっても落ち着きますね」

「ありがとうございます。他にも、ご家族や、小さいお子様といっしょのお母さんにゆっくりしていただこうと思って、座敷やチャイルドルームも作ってあるんですよ」

とっても落ち着きますね」「ありがとうございます。他にも、ご家族や、小さいお子様といっしょのお母さんにゆっくりしていただこうと思って、座敷やチャイルドルームも作ってあるんですよ」

「小さいお子さんを連れて気兼ねなく入れるお店ってなかなかないですもんね」

「そうですね。だから、うちは夕方までしか営業してないんですけど、午前中からいらっしゃって閉店までゆっくりしていかれるお客さまも多いんですよ」

まったりポイントは他にもあります。益子の茶屋さんでは、飲み物はドリンクバー式。しかも、コーヒーや紅茶に、好きなシロップやフレーバーを足していろいろな味にできます。

まったりポイントは他にもあります。益子の茶屋さんでは、飲み物はドリンクバー式。
しかも、コーヒーや紅茶に、好きなシロップやフレーバーを足していろいろな味にできます。

らに、何種類かのカップから好きなものを選べます。もちろんお店で製作している陶器です。

さらに、何種類かのカップから好きなものを選べます。もちろんお店で製作している陶器です。

お料理を待つ間、かわいいカップでお茶を出してくださいました。カップはお店で販売しています。

「おかわりもできるんですか?」
「はい。お好きなだけどうぞ」

お料理を待つ間、かわいいカップでお茶を出してくださいました。
カップはお店で販売しています。


味のある手づくり雑貨たち

少し離れたところには、またまたかわいいグッズの販売コーナーが。

「こちらでは、手作りの雑貨も販売しています」
少し離れたところには、またまたかわいいグッズの販売コーナーが。

「高いものはないんですけど、買って帰られるお客さまも多いんですよ。人気のコーナーです」

「高いものはないんですけど、買って帰られるお客さまも多いんですよ。人気のコーナーです」

女子を捕えて離さないトラップがいたるところに!
一度来たが最後、ほんとに閉店まで帰れなくなりそうです。
記者Tもすっかり仕事を忘れています。

「お料理ができましたので、どうぞ」

「はいっ!」


味も器もオリジナル。人気のプレートランチをいただく

益子の茶屋さんは、夕方5時で閉店ということもあって、

開店から閉店までプレートランチが食べられます。

「大体季節ごとにメニューを変えますが、いつも和豚もちぶたを使ったメニューが1番人気なんです。
人気があり過ぎて、引き続き残したメニューもありました」

取材でお邪魔した1月中旬の和豚もちぶたメニューは、
「きのこ・ごぼう・もちぶたの豚丼プレート」でした。

「お待たせしました」

「すごっ!」

大きな陶器のプレートに、メインのお肉がドン! と山になって出てきました。このプレートも、もちろん横山陶芸製です。

大きな陶器のプレートに、メインのお肉がドン! と山になって出てきました。このプレートも、もちろん横山陶芸製です。

「いただきます」

ご飯の上に、薄くスライスした和豚もちぶたのソテーが載っています。
豚丼というと、タレの味でご飯を食べるイメージでしたが、そこはおしゃれなカフェ。あっさりした味付けのお肉に、マヨネーズソースがコクを足しています。

「このソース、ちょっとわさび入ってますよね」

「バルサミコ酢も入ってます」

マヨネーズがちょっとすっきりした食感になって、食欲をそそります。

「女性のお客様が多いんですよね。それでこのボリュームはどうですか」

「見た目で驚かれることもありますが、みなさんきれいに召し上がりますよ。

和豚もちぶたは臭みがなくてさっぱりしていると好評です」

「ここは女性のお客様が多いですから、メニューを考えるときも、女性に喜んでいただけるように、彩りやヘルシーさは特に大事にしています。和豚もちぶたをソテーする時も、余分な油は落とすように焼いているんですよ」

「最初から和豚もちぶたを使っていらっしゃるんですか?」
「はい。和豚もちぶたの生産者の方が益子にいらっしゃって、そのご縁ですね」
「和豚もちぶたのいいところって何でしょう」
「やはり臭いがないことと、脂っこくなくてヘルシーなところでしょうか。ここは女性のお客様が多いですから、メニューを考えるときも、女性に喜んでいただけるように、彩りやヘルシーさは特に大事にしています。和豚もちぶたをソテーする時も、余分な油は落とすように焼いているんですよ」

それでさっぱりしているんですね。肉汁でご飯がべちゃっとせずに、最後までおいしく食べられます。

それでさっぱりしているんですね。肉汁でご飯がべちゃっとせずに、最後までおいしく食べられます。

「ヘルシーといえば、このご飯もおいしいですね。雑穀米ですか?」

「十五穀米です。私の実家で作ったお米なんですよ。益子の奥の、棚田みたいなところで作ってるんです」

おいしいはずです。

栃木は水もおいしくて、いいお米がとれる米どころですし、ご親戚やお知り合いに農家さんがいらっしゃる方も少なくないですから、みなさん舌が肥えていらっしゃって、おいしくないご飯を出したらすぐにわかってしまいます。

「栃木は水もおいしくて、いいお米がとれる米どころですし、ご親戚やお知り合いに農家さんがいらっしゃる方も少なくないですから、みなさん舌が肥えていらっしゃって、おいしくないご飯を出したらすぐにわかってしまいます。せっかくここでお食事してくださるんですから、おいしいものを召しあがっていただきたいです」

「お野菜も地元のですか?」

「全部ではないですが、できるだけ地元の野菜を使うようにはしています。
小さい器に入っているピクルスも、ここで漬けています」

「あまり酸味が強くなくて、さっぱりしてますね」

「ちょっと和風な味付けにしています。益子の茶屋はここが1号店で、
他に2号店のかぼ茶庵と、3号店の森のレストランがあるのですが、
もし同じメニューを出すことがあっても、味は店ごとに変えているんですよ。
ピクルスも、お店によって味が違います」

「益子の茶屋さんは主に和風なんですか?」

「あっさり、シンプルな味付けのものが多いですね。
ご家族連れや年配の方にもよく利用していただくので、
カフェですけど、そばがあったり、プレートランチの他に一年中変えずにお出しするメニューを置いたりしています」

工夫がいっぱいの益子の茶屋さん。
これからどんな和豚もちぶたメニューに出会えるのか、楽しみです。

お邪魔したのは平日でしたが、お昼に向けてどんどん店内にお客様が増えてきました。
お邪魔になる前に、取材スタッフは退散しま~す。


アクセス

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