こんなオシャレなお肉屋さん宇都宮に発見!
「昔ながらの風情漂うお肉屋さん」のイメージが覆される
「お肉や」とは思えない洋風モダンでオシャレな三階建。
石井街道沿いに建つお店はとにかく目立ちます!
入るのにドキドキしちゃうくらい素敵なお店、鈴木精肉店さんにお邪魔しました。
鮮度にこだわり、オーダーを受けてからのカット
昭和38年創業の鈴木精肉店店主は2代目鈴木宏幸さん。
中に入ると、ショーケースに並んだお肉がスポットライトに照らされてお出迎え。
お肉屋さんといえば、ショーケースに所狭しとお肉が並んでいるイメージだが、鈴木精肉店はちょっと違う。どちらかといえば品薄状態にも見える。
「お肉は鮮度が一番!うちは、お客様の注文を受けてからカットする。
カットして30分以上たつと鮮度が落ちますから」と鈴木さん。
一番いい状態で販売したいと、強いこだわりをもってオーダー方式をとっている。
対面販売なのでお勧めの調理法や、焼き方なども丁寧に教えてくれる。
鈴木精肉店の取り扱うお肉は、とちぎ和牛をはじめさまざまだが、
和豚もちぶたが一番の売りだ。
初代からのつきあいだという関口肉店から仕入れる和豚もちぶた。
店主の目利きによって仕入れられた和豚もちぶたは精肉され、ショーケースの中でどのお肉よりも輝いて見える。
鈴木精肉店の和豚もちぶたの味を知る人は、遠方からわざわざ買いに来るほど。
訪れたこの日も、常連のお客さんがロース肉を希望の厚さにカットしてもらっていた。
「このお肉を食べたら他のお肉食べられないんだって」とオーダーされたお肉を用意しながら笑顔で語ってくれたのは、店主のお母様。
そんな魅力的な和豚もちぶた。まさに逸品という言葉がピタリと当てはまる絶品豚肉だ。
鈴木精肉店の初代 で現会長が作るスモーク焼豚もぜひ食して頂きたい一品。
2週間かけて作るというこのスモーク焼豚は和豚もちぶたを知り尽くした会長だ からこその一品ではないだろうか。
手間と時間そして愛情を込めたスモーク焼豚を是非味わって頂きたい。
和豚もちぶたのしゃぶしゃぶをごちそうしていただきました♪
厚切りポークソテーも絶品だけど、和豚もちぶたを使った料理の中でも一押しだというしゃぶしゃぶを鈴木さんのご厚意でいただくこととなりました。
私はこれまでしゃぶしゃぶは牛肉が主流だと思っていました。
いや、しゃぶしゃぶは牛肉だろうと・・・。
豚しゃぶ。豚肉の臭みはないのだろうか。肉のうまみを感じられるのか。
疑問と不安を抱えつつとにかくいつものようにしゃぶしゃぶ。
「このくらいのピンク加減が食べごろだよ」と鈴木さん。とりあえずパクリ。
脂身のしつこさもなく豚肉なのにあっさり。
気になっていた豚の臭みも一切感じられない。あまりの美味しさにもう一切れしゃぶしゃぶ。
あきのこない美味しさに箸が止まりませんでした。
箸を進めていると、
目の前で「うまい!これ本当に美味しい!」
と、私以上のペースでしゃぶしゃぶする人が・・・。
みなさんも御存じシンガーソングライターの清水孝宏さん。鈴木さんのお友達で、本日飛び入り参加されておりました。
清水さんとお肉の取り合いをした後は、ご主人お勧めの「しめ」のラーメン。しゃぶしゃぶした後の煮汁でラーメンを作るのだという。なんでも、和豚もちぶたの旨味と野菜のエキスが凝縮されていて絶品なんだとか。
しゃぶしゃぶのあとの煮汁。茶色いアクがいっぱいで無理無理と思っていた私。
でも、しゃぶしゃぶの時、一度もアクとりしていなかったことに気付く。
煮汁をのぞくと、しゃぶしゃぶする前のだし汁とあまり変わっていない透き通った煮汁。
「和豚もちぶたはアクがほとんどでないんだよ。
だから最後のスープでラーメン作ると絶品なんだ。
レシピは簡単。残った汁のなかに塩小さじ一杯ほど入れて、後は黒こしょう、そしてゴマ油で味をととのえる。そこに水をサッとくぐらせて粉を飛ばした生めんを入れて2~3分待つ」と手際よく調理にうつる鈴木さん。
あっという間に出来上がり。
和豚もちぶたの旨味が確かにお口に広がりほどよいだしとなっている。
あっというまに完食。
豚ってこんな美味しかったんだ。
いや、和豚もちぶただからおいしいのか。
しめのラーメンも完食した私はすっかり和豚もちぶたの虜となりました。
そして私、本日からしゃぶしゃぶは豚肉派になりました。
新鮮な和豚もちぶたを仕入れて、おうちでしゃぶしゃぶする最高の贅沢をお勧めしたい!