和豚もちぶた
有限会社 関口肉店
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とんかつ あづま (日光市平ヶ崎)

〜プロローグ〜
7月初頭、記者Oさんからいつもの指令が届きました。
「今月は今市のお店です」
「今市? 蕎麦屋さんですか?」
「とんかつ屋さんです」
東武日光線の上今市駅からも、JR日光線からも徒歩10分ほど。今市インターを下りて直進、すぐです。
どのルートでも、平ヶ崎交差点を目指していくと、看板が見えるのですぐわかります。

風情ある木づくりの人気とんかつ店 かわいい看板娘もお出迎え

日本庭園風の店構え。石灯篭や手水鉢も

「あ〜和食の感じだ〜」
店構えはごくごくオーソドックスですが、お店の前に石燈篭や手水鉢が置かれて、日本庭園風の設えが。お店もよく見ると、磨きこんだ木をあまり加工せず柱に使っていたり、軒裏のしっかり組んだ木の感じといい、目立たないところに手をかけている感じがして、入る前から素敵なお店の予感がします。

入口の木づくりの軒も風情がある

「おじゃまします〜」
「しゃ〜い!」
「ん?」

木彫りの豚さんもお出迎え

かわいい声で迎えてくれたのは、足元の子ブタさん・・・ではなく、

お店の看板娘さんお二人

若旦那のお嬢さんと奥様でした。
お嬢さんは、とんかつあづまさんの看板娘なんだそうです。

ゆったりとしたカウンター席

店内は、木をふんだんに使った内装でまとめられ、落ち着きます。
カウンターが6席と、小上がり2間に卓が5卓。ゆったりと時間をかけて食事を楽しめそうです。

落ち着いた雰囲気の店内はさながら茶室の風情

奥にさりげなく花や器が飾られて、茶室の一角のような雰囲気も。穏やかな気持ちになります。

若旦那に、早速お話を伺いました。

「こちらのお店は、いつからやっていらっしゃるんですか?」
「昭和53年です。父が始めて、私が入ってからも12年になります」
「若旦那は二代目なんですね」
「まだ父がいますから、二代目というわけでは。母も元気ですし」

お母様は、小さい看板娘のお相手をされていました。
しゃんとした雰囲気の、素敵な方です。お写真に入っていただけなかったのが残念。

「和豚もちぶたは、いつ頃から使っていらっしゃいますか?」
「ここ10年くらいです。もともとは、いい肉はないかなと探していたときにご縁があって、グローバル・ピッグ・ファームさんから関口肉店さんを紹介していただいたのが始まりです」

「和豚もちぶたのおすすめポイントはどこでしょう」
「肉質と脂身でしょうね。初めてうちでとんかつを召しあがって、『初めて食べた! こんなおいしいの!』って言って、また来て下さるお客様も多いんです」

「とんかつは、どの部位を使っていらっしゃいますか?」
「リブロースです。同じ肉で、大和煮も作ってますよ。これも臭いがなくて、おいしくできます。
脂身が苦手な方にはヒレもおすすめですが。」

「こちらの人気メニューを教えてください」
「ロースカツ定食です。女性でもご年配の方でも、ほとんど残さずに召し上がっていただいてます」

ということで、本日は、ロースカツ定食をお願いしました。

定食を作っていただく間に、奥様からもお話が聞けました。
「お客様は、どんな方が多いですか?」
「特にこれというのはないですね。平日のランチは男の方が多いですけど、土日は家族連れやご近所の方もいらっしゃいますし。インターが近いですから、お出掛けの帰りに寄って下さるお客様も多いですよ。お歳も、若い方から年配の方まで幅広いです」

揚げたてサクサクのロースカツは、ヒマラヤの塩かソースで

1歳半のお嬢さんと奥様に遊んでいただいている間に、ロースカツ定食ができあがりました。
「お待たせしました」
「わあ!」

ボリューム満点のロースカツ定食

ご飯、味噌汁、サラダ、漬けもの、そしてロースカツ! ボリューム満点です!
「ご年配の方も、この量を召しあがるんですか!?」
「そうですね。お肉食べる方は元気で長生きって言いますし」
「何グラムくらいあるんでしょう?」
「250グラムです」

サラダ系の油でサクッと揚げるからご年配の方でも250gをペロリ

今市のお年寄りって、健啖家なんですね〜。負けてはいられません!
「いただきま〜す!」

サラダ系の油でサクッと揚げるからご年配の方でも250gをペロリ

衣は薄く、サックサクです。
「二度揚げですか?」
「はい。ラードじゃなくてサラダ系の油で揚げてますから、胃もたれしません。最初は塩で召し上がってみてください」

とんかつあづまさんでは、塩とソースの小皿が並んで出てきます。塩は、淡いピンクの粒が混じったような小粒で、ちょっと岩塩っぽい・・・と思っていたら、カウンターに小瓶が載っていました。

淡いピンクの粒はヒマラヤの塩

「これは何の塩ですか?」
「ヒマラヤの塩です」

低温で溶けた脂が、口の中に広がります。さっぱりして甘い脂を、穏やかな味の塩がよりおいしく引き立てます。

低温で溶けた脂が、口の中に広がります

「ロースは肉の味が濃いので、塩が合います。ヒレはロースよりは味が薄いので、ソースが合います」
「少し酸味のあるソースですね」
「うちでブレンドしたソースです」

脂の少ない部分のお肉と相性のいいソースです。これは確かに食が進みます。気がついたときには、だいぶご飯が減っていました。
「ご飯はおかわり無料ですから」
おかわり無料! 魅かれます。ご飯もおいしいです。

究極の「地元力」をふんだんに! 〜つぎつぎ飛びだす隠れた魅力

サラダのシャキシャキ野菜も地元産

続いてサラダ。ゴマのドレッシングがかかっていますが、香りがとてもいいのです。
そのとき、奥様から一言。

「ドレッシングも自家製です」
「いい香りがしますね」
「ゴマ油が入ってます」
しゃきしゃき玉ねぎとレタスがおいしいシンプルサラダです。

「このお野菜はどちらから?」
「地元の農家さんから仕入れてます」
そのとき、お父様から一言。
「米も、県内産の厳選したお米を使っています」
「おいしかったです!」

じわじわといいところが後から後から出てくるこの感じ・・・。お店と似てますね。
心配していましたが、記者T1人で完食。ごちそうさまでした!

そして取材が終わり、お店を出たところで、見送りに来て下さった奥様・お嬢様とちょっとお話していました。

「素敵なお店ですね。中の天井も茶室みたいな感じで」
「カウンターとレジ台が、日光杉並木の木なんです」
「えっ!?」

いい色のカウンターは日光杉並木の杉

「ここの柱も確か・・・」
「ええっ!?」

さっき入ってきた玄関の柱も日光杉並木!

なんと最後にそれですか!? いい色だとは思っていたんです! でも日光杉並木だったなんて!!

・・・もちろん、日光杉並木を見て帰った記者Tでした。

とんかつ あづま

栃木県日光市平ヶ崎306−1
◆TEL    0288-22-9611
◆営業時間 11:30〜14:30(L.O.)17:30〜20:30(L.O.)
◆定休日  火曜日 

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